ThinkPad X60 の HDD を換装

二つ方法がある。

  1. リカバリディスクを作成した後、新規HDDに換装し、リカバリディスクから起動、再インストール
  2. 新規HDDをUSB接続し、既存HDDからイメージごとまるまるハードコピーする。Acronis True Image 9.0など。その後換装

前者はメーカーもお勧めで正道であり、時間はかかるだろうが失敗はしないだろうという安心感がある。ただし HDD-USB接続の機器もUSB接続外付けCD-Rドライブも持っていないために、やたらとお金がかかるという問題点がある。
後者は時間もかからず手軽でお得な気がするが、どうも嵌りそうな予感がする。X60での成功例を見つけられなかったのも不安材料だ。
結果からいうと、後者は失敗した。
Acronis True Image 9.0 体験版にて、特に何もいじらずお任せでやってみたところ、既存ディスクではディスク最後方に配置されている未割り当て領域が、新規ディスクではその直前に配置されているリカバリー領域に飲み込まれてしまっており、どうも雲行きが怪しい。とりあえず未割り当て領域を手動で確保したものの、換装後電源を投入してもプロンプトが明滅するだけで起動しないディスクになってしまった。
仕方がないので安全確実な前者でやり直すことに。2.5inch Serial-ATA対応のUSB-HDD接続デバイスは数が少なく、割高だ。作業部屋が埃っぽいのと、既存ディスクの余生を考慮すると、単なるケーブルではなくHDDケースを選びたいところ。そんなわけでCentury の COM25EU2Bを買った。プラスチックゆえにとても安っぽい。ネジがない機構で強度を確保するために、強引にはめ込む形をとったためか、非常に開けづらい。初めての場合、まず1分であけるのは無理。
CD-Rドライブは純正品のアウトレットを使うことにした。
リカバリー手順自体は特に書くこともない。余り物の650MBメディアを使ったため、全部で8枚焼くことになってしまったことくらいか。焼くのとリカバリーするのとで16回メディア交換するために、ずっと張り付いているのは誰がどう見ても時間の無駄なので、次の機会はDVDマルチドライブを確保してからにしよう。