スケジュール管理を PDA に移してからだんだん管理しなくなったのはなぜか

たぶん、スケジュール管理が作業化してつまらなくなったからだ。これは図にしようとか、ここからここまで矢印を引っ張って分かりやすくしようといった程度の、ほんのちょっとの工夫すら許されないのが PDA
開始時刻のある予定は時刻を入力して、時刻指定のできない予定は、終日やるわけでもないのに終日指定。同じ表題の予定は Copy & Paste しておしまい。一歩でも枠からはみ出そうとすれば無間地獄が待っている。つまり、どこまでも単純化しないと破綻する人間のためにすべてが用意されている。むしろ単純化を強制している。頭の中だけでどうにかやりくりできる程度のスケジュールしか抱えない人間には、PDA における予定管理の単純化は文字通り悪い意味での単純作業でしかない。
スケジュール機能を使わなくなったせいで、単純作業に飽きる以前の予定管理も杜撰になった。もはや PDA 移行期の1999年から2002年にかけてのデータは行方不明だ。2003年からはもう管理しない時代に入ってしまっており、7年間ほどの予定が閲覧不能になってしまっている。今でも以前と変わらぬ閲覧できる形で残されてるのは、黄ばんだ紙の手帳だけ。