手帳を買う

段ボールの中身を整理していたら、昔使っていた「超」整理手帳が出てきた。空欄こそ多いが、これは単純に予定が入っていないだけで、書くべきところはきっちりと書いてある。今やすっかり管理しない主義に毒されて、完全に真っ白なスケジュール帳とは大違いだ。そういや PDA へ移行する前は結構書いてたんだよな。いつからこうなってしまったのだろう。
というわけで、急に手帳づいてロフトまで探しに行ってしまった。近所の本屋は能率手帳しか置いてないし。
基本的にミーハーなので、「超」整理手帳ほぼ日手帳かなーと比較対照するつもりだったが、「超」整理手帳のほうは流通が文房具ではなく、書籍扱いだったのを忘れていた。よって消去法でほぼ日手帳を選択。
中身には正直惹かれなかった。方眼の印字が濃すぎる感。紙の手帳はウィークリーしかつかったことがなく、デイリーはちょっと不安がある。ページ端の一言不要、などなど。
しかしユーザーの使用例の掲載された副読本が傍らに積んであり、開くとこれがまた完全フォーマット無視の自由すぎる使い方が多数。ここでまずツボをつかれる。手帳の固定されたフォーマットへの不満が積もり積もって、ついにはその手帳を使わなくなるという事例は結構あるのでは、と。使わなくなるくらいなら最初からフォーマットなんか無視していい、というのはおもしろい。
そしてカバーのギミックにちょっと魅力を感じた。ペンを差すと手帳が勝手に開かなくなるアイデアは惹かれるものがある。少々高いが、PDAに比べれば、と思い、購入した。
12月からガンガン使えないのは惜しい。私の場合、一番使いたいのは何にせよ買った直後なので。そんなことを考えながら無駄に文字をつづっていると、しばらく手書きで漢字を書くこともなかったせいか、恐ろしい頻度で誤字脱字が発生する。昔は迷わず書けた漢字を思い出せない。油断すると完全にフィーリングで書いており、横棒がなんとなく足りなかったりすることもある。まだそんな年ではない、と思いたい。