ケータイのサービスを食わず嫌いするのは悪なのか


あまりにあまりなPCネイティブな発想で、iPhoneユーザーってほんと普通の携帯電話を使ってないんだなーという偏見が強まってしまった…。

  • 広告でしか知り得ない
  • 登録してみないと何も分からない
  • 試用だけなのにお金(パケット代)がかかる
  • 事前にそのサービスに関する情報を検索していろいろな視点から見てみることが困難だ

これが携帯電話におけるサービスの特徴である。PCを対象にしたサービスでこんな状況だったら、よほど強い目的意識がない限りは無視であろう。
そして、そのサービスが自分の期待通りではなかったときのがっかり感、小銭ほしさにメールアドレスを売り渡してしまった自分の浅はかさへの憤り、無駄になるパケット代。一種の博打感覚だ。可能な限りリスクを回避したい人間にとっては、こんな危険なサービスは選択肢から外して、最初から存在しないものとして扱うしかない。たとえそこで「ケータイサイト使わないなんて、要は、勇気がないんでしょ?」と言われたとしても、こちらとしては妥当な判断に基づいているつもりなので、困惑するしかない。


マクドナルドなどのクーポンはPCで画像を表示させて、それをプリンタで印刷してくださいというような、どうしようもないシステムのことが多く、せっかくクーポンを使えて割引きになるのに面倒くさいのであまり利用されません。

くだんの人も、ウェブページの使えない・使わない広告バナーを無視するのと同様に、ケータイサービスの宣伝を自然とスルーする癖が身についてしまっていたのだろう。これを単純に「なんとiPhoneユーザーのリテラシーの低いことよ」と一概に結論づけるのは性急であると思う。
ちなみに私はマクドナルドの携帯電話サイトだけは登録しているが、朝マックメニューがないのでほとんど使っていない。