Opera 広告バナー廃止へ

広告バナーが廃止になったところで、ユーザー数が爆発的に増えるわけでもない。何をしたいのやらよくわからん。
Opera にはオンリーワンな特長がないのが最大の欠点。確かにもはや気色悪いレベルまで達しつつあるスクロールのヌルヌル感や、何が何でも画面に何か出してみせるという明確な意志を感じる表示速度は偉い。しかしそれを特色として明確に差別化を図れたのは、かつかつのメモリと CPU で 56k な環境が主流だった時代の話。今となっては、そこそこの CPU とぶろーどばんどとやらで、その程度の差はかき消されてしまう。
後に残るのは、なんだか細かいところまでカスタマイズできる点のみ。それもオープンな拡張機能を追加することで、どこまでも機能を追加していける Firefox という先行者を知ってしまった後となっては、クローズドな上に分かりづらい UI もあって、実に分が悪い。
レンダリングに独自エンジンを使っているのも、Gecko 最強伝説を覆さないうちは、単なる欠点にしかならない。
まさに背水の陣、もしくはやけっぱち。