あの偉大なる指導者が10年ぶりに帰ってきたらしい

アレをあらゆる意味で完全にゼロの状態から全国一まで押し上げ、関係者に惜しまれつつ去っていった、あの人が。
そんな中、アレのお披露目式が今月中旬に予定されているらしい。正直今更アレに戻る気はさらさら無い私も、ちょっと迷った。5分間くらい。
なにしろ○○で感動したのはアレが最初で最後だ。嘗てあそこに私がいたという過去の感傷をさっぴいても凄まじいものがあった。Googleで検索してみても未だにその名が挙がるあたり、客観的に見てもかなりのものだったのは確実だ。
しかしいかに偉大なる指導者といえども10年の空白は大きい。アレは傍目にも分かるほど衰退し、今や見る影もない。偉大なる指導者世代と平凡なる後継者世代は確実に断絶しているのに、相変わらず過去の栄光のみで語られる存在。
平凡なる後継者初期世代は叫ぶ。「我々の世代はただひたすらに先陣の残した功績に追いつくためもがき続けてきた」。報われる日が永久に来ないことは自明であったはずなのに、奇跡が。泣ける(世間一般的には)。
現世代はとりあえず空気を読むのに必死だ。「頑張ります」。平凡なりに幸せな日々は終わったのだ。泣ける(私的には)。
これからのアレの行方は興味深いものがあるが、さすがに帰還が昨日の今日ではどうにもならないだろう。そんなわけで、お披露目式には行っても仕方がないし、そもそもアレと関わる気はもう無い。