クロスメニューは失敗作

以下はクロスメニューをさんざんいじくり倒す前に書いたもの。慣れればどうにでもなるので。
アイコンを選択するとモノトーンの単純化された図形から、カラーで実行される機能の意味を付随したアイコンに切り替わる。この切り替わり時に予想を超えてアイコンが大きく変化するため、一瞬とまどう。元のアイコンの輪郭がほとんど残らない形で変化してしまうためだ。
EZ ナビウォークとお出かけメニューのアイコンの切り替わりあたりは非常に顕著である。左へ向かって歩く脚と半球型(つまり地球)の非常に単純化されたデザインのアイコンから、リアルな革靴(右向き)へと変化する。元のタッチの痕跡も全く残っていない。こちらの操作ミスかと一瞬思ってしまう。
EZ ムービーポータルリンクと EZweb トップメニューが類似型なのもいただけない。ともに緯度経度の入った球形が大きく書かれている。ウェブリンク集であることを示す記号なのだろうが、なぜ大カテゴリと小カテゴリを逆転させた意匠にしてしまうのだろうか。理解に苦しむ。
小カテゴリのメニューがループしないのもダメだ。小カテゴリのメニューを一周させると、隣のカテゴリに移ってしまう。大カテゴリに対し小カテゴリを垂直に配置し、大から小への移動を強調させた意義が感じられない。どこが直感的なのかさっぱりだ。どうしてもこういう動作でなければ、ということであれば、時計の短針と長針の関係のように平行に同方向で配置*1すればよいではないか。
今のところ、クロスメニューには Flash lite のデモ以上の価値は見いだせていない。

*1:CLIE PEG-TJ25 のメニューがこのデザイン。ただしデフォルトでは使いやすくない。画面をタップして選択するほうが早いのもあって、もっと使いやすくするために突き詰めようなんて気も特に起きない