成功する Wiki の条件
- YAMDAS現更新履歴 - サイボウズ株式会社経営企画室によるWikiの分析
- 経営企画室 調査日報: wiki の特徴と利用例
- 経営企画室 調査日報: wiki がブログほどには盛り上がりにくい理由
- 経営企画室 調査日報: wiki による「共同編集」の難しさ
- 経営企画室 調査日報: wiki で「たたき台」をブラッシュアップする
汎用的かつニッチなテーマ
というのが言語明瞭意味不明だったり。潜在的に利用者は多いが、今までに扱われることの無かったテーマ、ということなのだろうか。
上記ページで成功事例として出てこないが、個人的にこれは成功例だと思うのは以下。
3例しかない。
Wiki はまず成功しないといってよい。が、個人サイトの多くが失敗であるのと同様なので、別に不思議でもない。
Wiki が成功する条件は、個人的には以下のような条件であると思う。
- 既存のモノがない
- 扱う主題は一つ。ただしそこから引き出せる情報は多い
- ある程度の数の熱心な利用者が存在する
- 垂直立ち上げ型(スタートしてすぐにまとまったコンテンツができ、一応の体裁が整う)
- Wikiの成功に大器晩成型無し
- 書き込む敷居が低い(更新が頻繁に行われている、Wikiの管理人が出しゃばらない)
今まで見てきた事例として、じわじわとコンテンツと利用者を増やして成功するパターンというのはなかった。たいていは開設してすぐに爆発的にコンテンツが出現し、そのコンテンツに釣られてまた新たな執筆者がやってくる、というのが典型的な成功パターンだ。
逆に、コンテンツが揃わないまま月日が経過してしまった場合、それは忘れられた Wiki になる。参照されなければ執筆者は増えない。執筆者が増えなければコンテンツは増えないまま。だからといって、そこで Wiki の管理人があまりに一人で頑張ってしまうと、その Wiki は「管理人の色」に染まってしまい、他の利用者が気軽に手出ししづらくなる。この悪循環に一度でもはまってしまうと、もう抜け出すことはできない。
立ち上げ時に利用者を集められない Wiki はたいてい失敗する、と私は思う。